数式の夢とコンピュータの現実 中村仁也

数学とコンピュータで夢を追い続けてここまで来てしまった人のブログ。

2010年07月19日

ラグビースクール

炎天下、3時間ほど外にいたので、肩や腕が日焼けで真っ赤です。

この春から息子(1年生)がラグビースクールに通っていまして、今日はその付き添い。先週くらいまでは晴れていても何となく雲も多く、日焼けもさほど酷くはならなかったのですが、今日は夏のピーカンでしたので。息子も顔が赤くなっていました。

さて、そのラグビースクール。たまたま息子の一番仲の良かった同級生が入っていて誘われたのですが、なにせラグビーなんて私は全く知りませんでしたし、何かスポーツでもさせるかと思ってはいたものの、よもやそれがラグビーになるとは全く思いもつきませんでした。

小さい子たちの練習にはまだ親がそれぞれついてきて、横で見ているのですが、おそらくほぼ全員「お父さんは経験者」。なぜなら、みんな首が太い(普通の人はあんなに太くない)。もちろん誘われた同級生も、お父さんが経験者でした。そんな中に、首の細い私が一人佇んでいるのがかなり場違いです。

アメフトはよく見に行ったりして、見るスポーツとしては理解していましたが、ラグビーは全く知りませんでしたし、なぜかこれまで全く興味がありませんでした。しかし、少しずつわかってくるにつれ、かなり奥が深いことが判明。と同時に、なぜラグビーが経験者だけにしかわからない世界なのか、もわかってきました。

ラグビーは見るスポーツではなくて、参加するスポーツなんですね。ところが、参加しているラガーマンたちはみんな首が太いマッチョマンばかりですから、一般の人は参加するなど思いもよらず、「世界が違う」と遠ざかってしまうのではないかと。参加しなければわからないスポーツなのに、参加するハードルがえらい高いので、どんどん未知の領域になっていく。

たまにラグビーの中継がテレビなどでありますが、野球やサッカーやアメフトと比べて非常に地味。カッコつけたプロ選手がいるわけでもないし、得点後の派手なパフォーマンスもない。チアリーダーが盛り上げているわけでもない。かっこいいタッチダウンパスやロングシュートがあるわけでもない。マッチョな男たちがどろどろになりながら黙々とボールを前に運んでいる姿を見て、これは子供が自分から「ラグビーやりたい!」と・・・言わないだろうなぁと。そうすると、必然的に経験者の子供しか集まらなくなるのではないか。

また、コンタクトのあるスポーツだと言うことも、経験者以外の親がラグビーを選ばない原因になっているとも思います。よくテレビドラマなどでは脳震盪を起こしてヤカンの水をかけられていますが(実は今日初めて、本物のヤカンを見ました)、激しくぶつかるため、怪我が多いのではないか。しかも、首のけがで半身不随、などという重大な事態に発展する危険があるというイメージもあります。ラグビーのサイトでも、お医者さんが怪我について注意点を語っているものが多く、怪我が日常茶飯事という印象を受けます。これでは、昨今の過保護な親は子供を出さないでしょうし、過保護でなくても、わざわざラグビーである必要性は(経験者以外は)感じないのではないでしょうか。

しかし、実は小さい子にラグビーを体験させるのはいいことなのではないかと思えてきました。おそらく、空手や柔道などの格闘技と、チームスポーツのいいとこ取りが、ラグビーにはあると。そのあたりはラグビーに関する様々な書籍で書かれていますので、私が言っても説得力が無いでしょうから言いませんが、ラグビーほどその「精神」を力説するチームスポーツは他にないのではないでしょうか。おそらくそれはラグビーのもつ暴力性の裏返しで、逆に言えば「精神」をしっかり持っていないと、単なる野蛮になってしまう。野蛮に一番近い球技だからこそ、精神論でしっかり押さえつける必要がある。で、それは、同じく野蛮に近い子供たちにとっては、一番原始に近いスポーツであると同時に、それを押さえつける精神を学ぶという意味で、まさに人間としての成長そのもの・・・とは言い過ぎかもしれませんが、少なくともラグビー精神論とはそういうものだと、私は理解しました。(ラグビーの精神論については、「ラグビーのちから―モラル・エージェントからスキル・コーチングまで」が興味深く読めました。)

ということで、実は長々と書いたのは次のことを言いたかったからで、ラグビースクールの同級生募集中。こわくないですよ−、と。で、もし未経験親の方でしたら、ぜひ一緒に細首派を作りましょう。
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2010年07月16日

Dialog in the Dark

先ほど、Dialog in the Darkを体験してきました。

仕事をちょっと抜け出して、こういう興味深い体験ができるのは東京ならではですね。場所は外苑前からあるいて10分ほど。私のオフィスからは15分ほどです、が、遅刻しそうだったので、タクシーで5分。

まず、着いたらロッカーに携帯やら時計やらを預けます。どうせ暗闇だからとメガネも一緒に入れてしまって、視力が0.01程度なので、入る前から何も見えない状態に。まぁ、何か物体があることだけは分かりますが。

Maxは8人だそうですが、私がご一緒したのは遠距離中のカップルと、北海道からいらっしゃった女性、と私の4人+アテンドの方、と、途中でもう一方。中は本当に何も見えないので、みんなで声を掛け合って、アテンドの方に助けて頂きながら進みます。一人で参加すると、最初は初対面の方ばかりなので非常に緊張しますが、だんだん慣れてきます。ていうか、声を掛け合わないと危ないですし。

途中の様々なイベントは体験してもらう方がいいので詳しくは書かないことにします。

アテンドの方は視覚障碍者の方。つまり、普段から視覚を使わずに生活なさっている方々で、私たちが暗闇でおろおろしているのを、まるで見えているかのようにサポートして下さいます。まるで、暗視スコープか何かを使っているかのように、と思うのは、普段視覚に頼ってしか動けない私たちの感覚なのでしょうけれど。

そんなこんなで、かなり広い(と感じた)暗闇の中を探検して、光のある世界に戻ってきました。なんだか、暗闇が去っていってしまうのがもったいない。あの、ディズニーランドから出て舞浜の駅に向かうときの、だんだん現実に引き戻されていくときの感覚。で、少しずつ目を慣らして、外に出て終了。その後は、一緒に行った皆さん、そしてアテンドの方としばし歓談しつつ、アンケートを書いたり、点字絵本を見たり。私の場合、行く前には皆さんの顔を見ていなかったので、思い返してみると、暗闇の中では自分が知っている人の中から声が一番にている人の顔を当てはめて、コミュニケーションをしていたんですね。出てきて、全然イメージの違う方も、思った通りの方も。改めて、いかに普段視覚に依存してコミュニケーションを取っているかを感じました。

ということで、かなりオススメの体験です。なるべく一人、多くても二人で参加するといいと思います。(サイトにもそうあります。)

最後に。DID CEO金井氏の言葉として、
現段階では入場料から運営費を賄う必要が大きくチケット代が高い。そのために参加者の方々への負担が多く本当に胸が痛い。しかしいつかこの8名のためのイベントに国が力を貸してくれたならもっと多くの方が体験できる。そして視覚障がい者達の自立と新しい雇用にも繋がるのだ。
 私達はその常設が社会のインフラとして実現するその日が来るまで走り続ける。

というのがありました。この経験に対して大人のチケット代が高いとは思いませんが、学生はもっと安くてもいい。(大人5000円、学生3500円、小学生2500円)もう一声安ければ、自分のお小遣いで放課後などに参加できます。例えば文科省あたりが、学生の利用についてのみでいいから補助をしてくれるといいですね。また、視覚障碍者達の自立と雇用という所も大いに賛同します。暗闇の中では、視覚障碍があるか無いかなど全く関係ないし、むしろ彼らの方が訓練を積んでいる分、強い。目が見えないことは、いわゆる普通の社会生活では大きなハンディキャップかもしれないけれど、例えばこの暗闇の中ではそれが全く逆転してしまうということを体験すると、ビジネスにあたって、目が見える必要性なんてどこにも無いんではないかなと思えてきます。まずは、目が見えるが故に私たちが盲目になっているこのことから、見ていく必要がある、このイベントはそれを教えてくれます。

さて、今度は息子を連れて行こう。最初は泣くだろうなぁ。けれど、アテンドの方曰く、子供の方が慣れるのが早い、最初は泣いていても、すぐに楽しんでいますとのことで、大丈夫でしょう。
posted by jinya at 23:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月14日

Excel2007で「重複の削除」のバグが修正されていました

以前、Excel2007の「重複の削除」が削除しすぎるバグがありますと報告しましたが、現在ではそのバグは修正されているようですので、ご報告します。

但し、下のサンプルで試しただけですので、完全に修正されたかどうかまでは確認していません。あしからず。

Excel2007 のバグ−「重複の削除」が削除しすぎる。
Excel 2007のバグ「重複の削除」の例。
posted by jinya at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月09日

調和平均って何?

調和平均って、何でしょう?

いや、定義ならばググればいくらでも出てきますが、実は私はこの言葉を学校で習った記憶がありません。

調和平均を説明する例としてよく出てくるのが時速の平均で、往路80[km/h]と復路20[km/h]の平均時速は?と聞かれたら、(80+20)/2=50[km/h]と答えるとアウト。調和平均を使って1/((1/80+1/20)/2)=32[km/h]と答えるのが正しい、とのこと。

私が引っかかるのは、この「調和平均」という言葉。なぜわざわさ「調和平均」という名前を付けなければならないのか。算術平均とか調和平均とか、特別な名前を付けることで、実は考えることを放棄しているのではないかと。平均を取るという行為には常に、「なにをもって平均と定義するか」という問がなければならないのだが、特別な名前はそれを見えなくしてしまう。

例えば上の例では平均時速の定義を、「異なる時速でそれぞれ同じ距離を走ったときの、移動距離/所要時間」と定義されている。しかし、例えば「異なる距離でそれぞれ同じ時間走ったときの、移動距離/所要時間」と定義した平均時速ならば、平均時速は50[km/h]。つまり、「お父さんはサーキットを最初80km/hで1時間走り、次に20km/hで1時間走りました。平均時速は何km/hになったでしょうか。」ということ。

つまり、平均とは本来、何を求めたいかによって計算方法が様々あるもので、毎回何を平均と定義したいかを考慮すべきもの。ググると確かに調和平均についていろいろ説明してあるのですが、多くの説明は算術平均(この言葉もワケワカランのですが)に対して調和平均を何か特別なものとして捉えており、それが余計、調和平均という言葉を手の届かないものにしている気がします。

調和平均の解説をするよりも、平均の定義は何かを考えることが、回り道ではあるけれども納得しやすいのではないかと思います。

ちなみに、同様の例が経済学で頻出する「限界費用」。私は初めて「限界費用」の定義を読んだとき、その日本語が全く理解不能でした。が、後に「コストの生産量での微分」だということを理解して、なぜそう書かないのだろうと思った記憶があります。(参考: 「至急!平均費用と限界費用の違いがイマイチわかりません!」(教えてgoo)http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3240893.html 数式で書けば両者の違いなど一目瞭然なんですけれどね。)日本語の経済学の本は特に、数式で書けば一発で理解可能なことを、ずらずらと定義の曖昧な日本語で書き連ねているものが多い気がします。「数式を使わない〜」などというものも多いですね。理系の方は避けた方がいいです。数式がある方が何倍も理解が楽です。

posted by jinya at 05:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月25日

【備忘録】Office(Word, Powerpoint)で、表示と印刷が異なる場合の対処

Officeドキュメント(Word, powerpoint)を使っていると、まれに、表示は大丈夫なのに印刷するとずれてしまう、という現象が発生します。先ほどそれが発生して、いくつかググってみたので、私なりの結論を。(真実かどうかはわかりませんが。)

まず、原因の一つにオブジェクトの破損がありそうです。特定のルールに則って使わなければならないオブジェクトに対して変な操作をした、例えば、smart artなどで、コントロールパネルから操作しなければならないのに、直接一部を消してしまった、など。

よって、根本的な解決策は、そのオブジェクトをもう一度最初から作り直すこと。Office系のドキュメントで不具合が発生したら、これが一番効きます。

しかし、状況によってはその時間が取れなかったり、印刷すれば元ファイルが不要なものだったりすると、とりあえず今の表示を印刷できればいい、という場合には、次のどちらかが有効です。

1つめは、「バックグラウンドで印刷する」のオプションを外すこと。なぜこのオプションのON/OFFで印刷が違うのかは定かではありませんが、効きます。想像するに、バックグラウンドで印刷する場合はリソース節約のためにメタ情報でいろいろ渡しているのでしょう。そうすると、破損したオブジェクトはそのメタ情報からは再構成されないので、印刷が崩れてしまうのではないでしょうか。

しかし、これをずっとOFFにしていると、壊れたオブジェクトに気がつかなくなります。結果、ファイルを誰かに渡す際にも壊れたままで、そのうち「印刷が崩れる」というクレームがくることになりますので、お気をつけください。

2つめは、「問題のある図を全コピー」→「拡張メタファイル形式で再貼付け」でスライドを作り直すこと。この作業をすると、すべてのオブジェクトが図として貼付けられ、オブジェクト固有の情報が無くなります。よって、結果、見た目通りに印刷されます。

しかし、これをしてしまうと、もうそのスライドを修正することができなくなります。

これら二つの対処はいずれも暫定処置の域を出ませんので、「正しい」文書を作るならば、壊れたオブジェクトは最初から作り直すのがよいですね。

ちなみに、Excelの印刷が崩れるのはあきらめましょう。というより、印刷物をExcelで作るのはやめましょう。Excelは表計算ソフトであり、「方眼紙」ではありません。
posted by jinya at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月18日

【備忘録】変更のあった行のみ、side-by-sideでdiffを出力する

【備忘録】変更のあった行のみ、side-by-sideでdiffを出力する。


diff -y --suppress-common-lines PREV.txt CURR.txt > DIFF.txt


(追記)
元のファイルの横幅が広い場合は、その二倍以上を-Wで指定。


diff -y --suppress-common-lines -W 150 PREV.txt CURR.txt > DIFF.txt

posted by jinya at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月14日

Sharepoint Onlineを使ってみました。が。

Office2010試用中の一環として、業務効率化を図るためにMicrosoft Sharepoitを使ってみています。その続報。

サポートの電話の方は非常に親切だったので、ぜひ前向きに検討したいと思ったのですが、結局現状では弊社では使えない、という気がしてきています。

一つは、同じようなサービスならばもっと直感的に扱えて、さくさく動くサービスが他にもあること。37Signalsのサービスなどは良くできています。本サービスはMicrosoftなので、MS-Officeスイートと相性がよいことを期待したのですが、どうもファイル管理以上のことはできそうにない。ウェブでドキュメント共有にしても、結局アップロード、ダウンロードを繰り返さなければいけないようですし、それだったら37の方が断然いい。アップロードの際にあのアップロードダイアログを押してファイルを探すのが非常に煩わしいのです。細かいところですが、およそできることはなんでもできるようになってしまった昨今、かゆいところに手が届くサービスこそが生き残るのではないかと実感しました。

また、管理のオプションが細かく設定できるようで、難しいチェックボックスや意味のわからない権限言葉が沢山出てきて、「専業システム管理者」ならばこれを覚えて皆のドキュメントを管理できるのでしょうけれど、中小企業が自前で効率化を図るのにはちょっと手が出ません。

ところで、試用の際に、本当はSharepointだけでいいと思ったのですが、うまく試用の扉が開かないのでBusinessなんとかというものを選択した関係で、いわゆる「全部入り」が来てしまいました。メール、スケジュール管理、会議室などなど、全部。しかし、これだったらGoogle Apps Premierの方が操作がわかりやすいし、操作感もさくさくしていますので、優位点はあまりなさそうです。

あと、場合によってはIEを強要されるのも困りますね。

最後に、このサービスで推奨されているシングルサインオンのツールがあるのでそれを使おうとしたところ、ウイルスバスターさんに「強度の危険性」という真っ赤なアラートを出されました。レジストリを書き換え、スパイウエア等の危険性が重大であるとのこと。当然、バスターさんに従いましたよ。こんなアラートの出るソフトウェアは、たとえ信頼のできるとわかっていても利用する気にはなれません。

という続報でした。今のところ社内でファイルサーバーという使い方が一番良いように思います。

(社内向け)だれか、Sharepointを試用してみたい人いますか?
posted by jinya at 17:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月08日

91%が「新聞読む」って、本当?

時事ネタですが、「91%が「新聞読む」=朝刊24分、ネットと併用も―新聞協会調査」(Yahoo!ヘッドライン

これって本当?と思う人はいらっしゃるようで、ググると批判的なブログ等が引っかかります。かくいう私もその一人で、91%もの人が新聞を読んでいるとはとうてい思えません。・・・でした。

そこで、元資料をチェック。こちらですね。http://www.pressnet.or.jp/adarc/data/rep/
(ここに、「2009年全国メディア接触・評価調査」があります。)

読んでみると、調査自体に特に変なところは見つかりません。むしろ、昨今散見されるあやしいウェブ調査(ウェブ調査があやしいという意味ではありません)と異なり、きちんと調査背景が記されています。確認できたら良かったと思うのは、調査票自体がどうだったか、ですが、内からと言って特殊なわけでもないと思います。

ただ、やはり何かこの91%には引っかかるところがありましたので、他の調査を調べてみました。上の調査は新聞のことを日本新聞協会が調査するという、ある種身内の調査ですので、それを根拠に批判する方もいるようですが(→Googleで、「新聞協会 91 本当」などで検索)、もし他の調査があれば信憑性は増すというものです。

ということで、ありました。「情報メディア白書2010(電通総研)」。15000円と高いんですが、メディア関連の情報は盛りだくさんです。

その中の新聞コーナーの朝刊閲読頻度を見ると(「朝刊」限定であることに注意)、毎日読む=56.7%、週に1日以上毎日未満(複数カテゴリを私が集計しました)=16.4%、それ以下(月に2〜3日+月に一日程度+それ以下)=3.0%、全く読まない=21.9%。

これに対して、日本新聞協会の調べでは、「新聞閲読頻度(朝刊)(レポートのp42)」を見ると、毎日読んでいる=62.7%、週に1日以上毎日未満(複数カテゴリを私が集計しました)=23.0%、それ以下=5.2%、読んでいない=9.1%、無回答=0.1%。

と、さほど変わらない。特に全く読まない人が多くても20%程度しかおらず、表題にある「91%が「新聞読む」」は、別ソースを使っても「78%が「新聞読む」」となるわけで、その差はたった13%。さらにこれは両者とも朝刊のみの数字で、他の新聞は入っていないようです。Yahoo!等に掲載された記事では単に「新聞91%」と書いてありますが、実は「朝刊91%」であることもわかりました。

ということで、二つの異なる主体が調査をして、大体同じ数字だということで、本当に毎日新聞を読む人はまだ50%以上おり、全く読まない人はおよそ20%以下、ということは、どうやら正しそうです。

ちなみに、両者であと10%程度の開きがあるのですが、それを詰めるためには情報が少ないでしょう。もうひとつだけ引っかかるところを敢えて述べるとすれば、世帯構成をウェイトバックしているかどうか。日本新聞協会の調査での回答者属性(レポートのp3)では、単身世帯割合が5.3%であるのに対し、情報メディア白書に掲載のある2005年国勢調査の数値では「単独世帯」が29.5%あります(単身世帯と単独世帯は同じですよね?)。単身世帯の方が朝刊購読率は低そうですから、もし新聞協会の調査で世帯構成比をウェイトバックしていなければ、その差が10%に出てきているのかもしれません。しかし、それを確認するだけのデータが無いのでこれ以上考えても無駄ですし、もしそうだったとしても「新聞読む」割合が5割、4割に下がるわけではないので、もう十分でしょう。

ということで、結論です。主体の異なる二つの調査を比較した結果、「新聞読む」人は8割程度以上。毎日読む人も5割以上と、割合は非常に高い。調査結果に疑問を持った人達(私も含め)の予想はおそらく間違いで、まだまだ新聞は見られているということになります。

ちなみに私も新聞購読派。ネットの方が速いとか、詳しい(すぐに詳しく調べられる)とか言われますが、私の新聞の読み方は、1. 自分が特に興味のない情報も一覧して入ってくる、2. 世の中の人はこういうことを知っているというソースとして見る、の二つです。ネットだけだとどうしても自分の興味関心事に偏りがちで、それ以外のものに触れなくなってしまう。よって、そのバランスを取り、一般常識を手っ取り早く吸収できるという意味で、新聞はありがたいメディアなのです。
posted by jinya at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月30日

Microsoftはメーカーだ

いつもOfficeスイートについてはMicrosoftを絶賛していますが、サービスプロバイダとしてはいただけません。

昨日、Office2010の試用版をインストールして、いろいろ試してみています、というより、普段の業務を通して利用可能かどうかを試しています。その2010の機能で、ウェブサービスを通してドキュメントを管理、運用しよう、というのがありまして、私も以前から散らかるOffice関連文書を効率的に管理したいと思っていましたので、早速トライしてみることにしました。

しかし、普段Googleなども洗練されたウェブサービスに慣れていると、マイクロソフトのそれはかなりストレスがたまります。

実は、登録までたどり着けず断念したのですが、その道のりにトラップが沢山、「アカウント」はいろんな種類のアカウントがあって何がなにやらわからないし、フォームの送信はたびたび失敗して不明のエラーで突き返されるし、送られるというメールが送られてこないし、それを問い合わせようにも「アカウントを入力」と言われ、どのアカウントを入れるのか不明。全部入れましたがダメで、どうも問い合わせのために新しいアカウントを作る必要があるらしい。

そもそも、マイクロソフトのサイトはちゃんとしたリンクを踏んでいるにもかかわらず、画面のフレームにたびたび「404 not found」が出てくる。

日本の「メーカー」も同じようなところが多いですね。プロダクトは完成され、細部まで目が行き届いているのですが、それを取り巻くサービスがいけてない。使えない。

どこかサードパーティーの会社が(Googleが?)Sharepointのホスティングをやってほしい。Google Appsに備わっていたらうれしいですね。

(追記)15分でくると書いてあったメールが、14時間後に来ました。どうも使えるようですので、使ってみようと思います。Skydriveなどは使いやすいという話も聞いていますので、Sharepointも難しいのは入口だけ、ということを期待して・・・。
posted by jinya at 09:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月29日

日本電子書籍出版社協会がiPhoneに電子書籍を供給とのこと

日本には電子書籍がないよ、とtwitterで喧伝している有識者がいらっしゃいますが、実は昔からちゃんとあります。およそ人というものは自分の見えていることしか見ない傾向がありますが、twitterというメディアはそれを増幅させる効果がありますね。自分のタイムラインで流行っているだけなのに、あたかも世界中の人がtwitterで喧々しているように見えてしまいます。気をつけたいと思います。

さて、日本の電子書籍は「ガラケー」にありまして、例えば「電子文庫パブリ」などから携帯向け電子書籍が、細々とではありますが、出版されています。

で、このたびそのパブリを運営する電子書籍出版社協会が、iPhone向けリーダーを提供するとのこと(毎日jp)。これはつまり、パブリで出版されている電子書籍が一気にiPhone/iPadに流れてくるということで、iPhoneのコンテンツ不足が一旦は解消されることになると思います。

これまではiPhoneで出版される電子書籍と言えばごく限られたテーマの新刊書ばかりで、信者の方が持ち上げる割には読めるものがなく、両方持ちの私は「電子書籍はガラケーで」でしたが、やはりiPhoneで出版されると、携帯より画面が大きいので多少読みやすいと思いますし、なにより話題になってくれることで、今後電子書籍の流れが大きくなることは間違いないでしょう。

ちなみに、パブリの収録数がiPhoneに比べて圧倒的に多いと言ってもまだ1万点とのこと。(iPhoneが少なすぎるのです・・・)司馬遼太郎などはまだ「燃えよ剣」と「歴史と小説」しか収録がなく、例えば今話題の「龍馬がゆく」は無し。今後一層の拡充を期待します。

あ、もっと言うならば、ぜひkindle版も出版してほしい。透過光で本を読むのはやはり疲れますし、文章を透過光で読むのと反射光で読むのとでは読み方が異なるのだとか。(丸田一『「場所」論―ウェブのリアリズム、地域のロマンチシズム』に書いてあるとここに挙げられています。孫引き失礼。)この理論から言うと、新聞をiPhone(透過光)で読むと情緒的反応が主となり、理性的判断が失われるのは良くないですね。誰かkindleに新聞を配信してくれないでしょうか。
posted by jinya at 16:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする